昨年末よりのMIX TAPEリリースの中で、好評を呼んだBLUE BERRYのMIX TAPE「OVERDOZE」や、AK-47の2作目テープ「GREENHOUSE 02」などに引き続きリリースされたのだが、あまりのイカレ過ぎであまり売れなかった、MPCのオケの再生とターンテーブル1台のセッションMIX TAPE「HAMBURGER」で一部のTHINK TANKフリークを狂気乱舞させていた謎の人物、KILLER BONG。THINK TANKの1st アルバム「BLACK SMOKER」においてプロデュース・ユニット「CUATRO CIENAGAS」のメンバーとしてクレジットされていた彼なのだが、その後、DJを開始。ターンテーブルでミックスすることが下手なため、MPCを使用、そこでオケのナマ再生とターンテーブル1台のセッションというDJスタイルを開発、そしてそれをそのまま録音したのがMIX TAPE「HAMBURGER」であり、そのMPCの部分が、本作「OFF & ON」なのである。世間的なことはあまり意に介せず、マイペースに活動を続けるTHINK TANK/BLACKSMOKER一味。今後も要注目である。(2003年5月リリース)