What's New
新入荷![ (Mix CD) BLUE BERRY / BACK TO THE STONED AGE (side B) ]
2021年07月18日
CD-R+ライター付き
このミックスでBLUE BERRY は自身の体験をとおしてヒップホップに何を求めているのか、またヒップホップをいかに捉えているかを言葉ではなく、70分弱のミックスショーのサウンドで雄弁に伝えている。
90年代の話はここでは言い切れない。ただ1つ言えるのは「JUICE」」。アレを見た時の衝撃と情熱はどこにいった?その頃の俺は地元の駅前でスケボーしてる悪ガキだった。ガラは悪いしモノは壊すし汚すし。そんな俺の二つ上のセンパイが持ってきたビデオテープが「JUICE」さ。そこにはターンテーブルを使ってスクラッチでの試合を群集の中でしていた。熱狂と狂騒。その映像で俺はシビれた。世界中にカッケえ曲が存在する事を知った。それから、ターンテーブルとレコードとの出会いさ。人生はループするものなのか?この自粛って生活なのか?初期衝動の90年代。コレクションをディグし昔の音に少し手を加えてみた。すると、素晴らしい音が目の前に再現した。情熱の再燃。SIDE-Aはすでにご存じだろ?これはそのSIDE-Bさ。いや、PLAN Bって感じか。
COMMENT : 二木信
わたしはこのミックス・シリーズの前作に寄せたコメントで、「整然とした博物館や90 年代クラシックのお行儀の良い見本市ではない。90 年代にヒップホップ・クラブで遊び倒したルードボーイが、その濃密な体験を、ミックスという創造行為で再現したものである」と書いた。そしてこの第二弾を聴くことによって、その創造行為が主に90 年代のヒップホップ・クラシックを用いたBLUE BERRYの音響実験であった、という確信を得るに至った。エリック・B & ラキムのあの洒落たウッドベースから幕を開け、映画『ジュース』の記憶を呼び起こしながら、エリック・B & ラキムの強烈なファンクで締めくくる。この展開には、胸が熱くなるストーリーがある。同時に、サウンド、鳴りがとにかくヤバいのだ。実際にこのミックスに収録された、いわゆるミドル/ニュー・スクールをspotify でも試しに聴いてみた。結果、音響やミキシングに素人の耳にも明らかに何かが違うことは明白だった。解像度が高く、ただファットで荒々しいだけではない。スネア、キック、ハイハット、ベース、ホーン、ギターは眼前で活発に動いている獣のようだ。ジャリジャリジャリという高音が耳を刺激し、ゴオオオオオッ〜という唸る低音が腹にくる。それらがどう衝突したり、和解したりしながら騒々しいラップ・ミュージックを構成しているのかを知ることができる。このミックスでBLUE BERRY は自身の体験をとおしてヒップホップに何を求めているのか、またヒップホップをいかに捉えているかを言葉ではなく、70 分弱のミックスショーのサウンドで雄弁に伝えている。
PROFILE
唯一無二の黒煙集団ブラックスモーカーの最もアレ好き。異端DJとして通算11枚ものMIX CDを出し続け、カルト的人気を誇る。ぶっといベース、深く広がるエフェクト、UK のサウンド・システム・カルチャーのタフでクレイジーな精神がどくどくと脈打つレゲエ、ニュー・ルーツ、リズム&サウンド、ミニマル・ダブ、そしてダブステップまで、ダブの中毒性で襲いかかる。時にHOPHOP、JAZZ、SOULなどでサウンドフリークをRETOXさせる。
このミックスでBLUE BERRY は自身の体験をとおしてヒップホップに何を求めているのか、またヒップホップをいかに捉えているかを言葉ではなく、70分弱のミックスショーのサウンドで雄弁に伝えている。
90年代の話はここでは言い切れない。ただ1つ言えるのは「JUICE」」。アレを見た時の衝撃と情熱はどこにいった?その頃の俺は地元の駅前でスケボーしてる悪ガキだった。ガラは悪いしモノは壊すし汚すし。そんな俺の二つ上のセンパイが持ってきたビデオテープが「JUICE」さ。そこにはターンテーブルを使ってスクラッチでの試合を群集の中でしていた。熱狂と狂騒。その映像で俺はシビれた。世界中にカッケえ曲が存在する事を知った。それから、ターンテーブルとレコードとの出会いさ。人生はループするものなのか?この自粛って生活なのか?初期衝動の90年代。コレクションをディグし昔の音に少し手を加えてみた。すると、素晴らしい音が目の前に再現した。情熱の再燃。SIDE-Aはすでにご存じだろ?これはそのSIDE-Bさ。いや、PLAN Bって感じか。
COMMENT : 二木信
わたしはこのミックス・シリーズの前作に寄せたコメントで、「整然とした博物館や90 年代クラシックのお行儀の良い見本市ではない。90 年代にヒップホップ・クラブで遊び倒したルードボーイが、その濃密な体験を、ミックスという創造行為で再現したものである」と書いた。そしてこの第二弾を聴くことによって、その創造行為が主に90 年代のヒップホップ・クラシックを用いたBLUE BERRYの音響実験であった、という確信を得るに至った。エリック・B & ラキムのあの洒落たウッドベースから幕を開け、映画『ジュース』の記憶を呼び起こしながら、エリック・B & ラキムの強烈なファンクで締めくくる。この展開には、胸が熱くなるストーリーがある。同時に、サウンド、鳴りがとにかくヤバいのだ。実際にこのミックスに収録された、いわゆるミドル/ニュー・スクールをspotify でも試しに聴いてみた。結果、音響やミキシングに素人の耳にも明らかに何かが違うことは明白だった。解像度が高く、ただファットで荒々しいだけではない。スネア、キック、ハイハット、ベース、ホーン、ギターは眼前で活発に動いている獣のようだ。ジャリジャリジャリという高音が耳を刺激し、ゴオオオオオッ〜という唸る低音が腹にくる。それらがどう衝突したり、和解したりしながら騒々しいラップ・ミュージックを構成しているのかを知ることができる。このミックスでBLUE BERRY は自身の体験をとおしてヒップホップに何を求めているのか、またヒップホップをいかに捉えているかを言葉ではなく、70 分弱のミックスショーのサウンドで雄弁に伝えている。
PROFILE
唯一無二の黒煙集団ブラックスモーカーの最もアレ好き。異端DJとして通算11枚ものMIX CDを出し続け、カルト的人気を誇る。ぶっといベース、深く広がるエフェクト、UK のサウンド・システム・カルチャーのタフでクレイジーな精神がどくどくと脈打つレゲエ、ニュー・ルーツ、リズム&サウンド、ミニマル・ダブ、そしてダブステップまで、ダブの中毒性で襲いかかる。時にHOPHOP、JAZZ、SOULなどでサウンドフリークをRETOXさせる。